« 作曲家の「色」 | トップページ | 第7回京都室内楽コンサートの報告 »

2007年6月 3日 (日)

東横線例会2007春の発表会活動報告

天窓からこぼれる日差しの作り出す雰囲気が、ウィーン楽友協会ホールと並び称される横浜・大倉山記念館ホールですが(・・・なワケないか、まあそれはともかく)、今年もここを会場に東横線例会の発表会が開催されました・・・・・。

とく@川崎

以前にも増して広い年齢層と楽器編成で繰り広げられる演奏を耳にして、今回は2点特に印象深いものがありました。まず、今回初出演となるAPA新入会員が意欲的にリードして聴き手をグイと引き込む魅力をたたえた演奏がいくつも聴けたこと。特にピアニストの層がますます厚くなったのは心強い限り。もう一つはこの例会でも、APAの諸活動でも中心的な役割を担ってきた経験あるメンバーが、初参加の若手と合奏を組んで、合奏練習途上の苦労をにじませるような断片をご愛敬でみせたりしながらも、全体では説得力ある音楽を浮き彫りにしていたのは、さすがと感じ入りました。

 そんな熱演に思わず私も聴衆も息をつくのも忘れて聞き込み、音楽が高鳴る場面では、ステージを支えるように囲むドッシリとした古典様式の円柱が、弾き手や聴き手の高揚に共鳴して、かすかに震えるかのように思われたのでした。

 昼下がりいっぱい熱演が続き、いつしか天窓からの日差しが淡くなるころ、発表会恒例の全員合奏曲、マーラー 交響曲第5番のアダージェットでコンサートは締めくくられました。その響きは黄昏どきのほほ笑むような光と溶け合って、会心の演奏を成し遂げた合奏メンバーの笑顔とともに、ホールは幸せな思いに包まれました。

|

« 作曲家の「色」 | トップページ | 第7回京都室内楽コンサートの報告 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 東横線例会2007春の発表会活動報告:

« 作曲家の「色」 | トップページ | 第7回京都室内楽コンサートの報告 »